ユニコーンのインタリオリング
この業界の大先輩で、特にモザイクやカメオの素晴らしい作品をたくさんお持ちの方です。
新参者の私はそれら品物の事はもちろん、アンティークの考え方、商売の事等、様々な事を教わりました。
最後にもう一度そのアンティークジュエリーを拝見させて頂くのとご挨拶を兼ねて、先月末にお邪魔しました。
ショールームとしてお使いのマンションの1室には、所狭しとモザイク、カメオ、金細工がディスプレイされていました。今となってはロンドンでもなかなかお目にかかれない逸品ばかりです。すごい迫力を感じました。
Kさんがおっしゃるには「これでだいたい5分の1だよ」だそうです。
「こんなに素晴らしいアンティークジュエリーたちの事を、より多くの方々に知ってもらいたくてやってきた」
とのお言葉がとても印象深かったです。
本当にありがとうございました。
そのコレクションの中から私にも使える一品を選ばせて頂きました。
ユニコーンの絵が彫られたインタリオリングです。表面の白と内側の黒の2色で色分けがされているので、ユニコーンがはっきりと浮き出たように見えます。
角はもちろん、目、口、たてがみやしっぽまでクッキリと彫りこまれています。
しかしながら、ぷっくりと膨らんだほっぺたの表情から見て感じ取れるのは、ひょうきんで優しそうな性格で、
「ユニコーンは極めて獰猛で、力強く、勇敢で」という見解とは相反しています。
きっと両面を持っているのですね。
フランスの文学者、啓蒙思想家のヴォルテール(1694 – 1778)は『バビロンの王女』(La Princesse de Babylone, 1768年)第3章の中で、ユニコーンを「この世で最も美しい、最も誇り高い、最も恐ろしい、最も優しい動物」(C'est le plus bel animal, le plus fier, le plus terrible et le plus doux qui orne la terre)として描いている。(ウィキペディアより)
居場所が変わりましたが、お付き合いの程、よろしくお願いいたします。
アンティーク ジュエリー GoodWill
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