「Fleur-de-lis」とはフランス語で「ユリの花」を意味します。
そしてアイリスの一種を様式化したものだと広く考えられています。
フルール・ド・リスを思わせる装飾品は、文明のごく初期から工芸に現れています。
フランス語では[flœʁ də lis](フルールドゥリス)と発音するのが一般的ですが、英語では[ˌfləːrdˈliː](フラードゥリー)と発音します。
フルール・ド・リスは、キリスト教徒のフランス王を象徴していますので、フランスの紋章モチーフによく使用されています。
また、キリスト教では“純潔” “無垢” をあらわす聖母マリアを象徴して描かれています。
私の通った高校はキリスト教を布教する目的も持ち併せた学校でしたので、聖書の授業が有りました。学校敷地内の校舎すぐ前にチャペルが在り、毎週チャペルアワーにも臨みました。
夜外が暗くなってからチャペルに灯が灯ると、ステンドグラスが浮き出るように現れて、とっても綺麗で感動したのを今でもはっきりと覚えています。
クリスマス礼拝には卒業した後に、何度か参列しました。
文房具等が販売されている購買コーナーでは小さなユリのピンバッチが売られていて、当時その意味など全く知らずに只何となく好きでかっこいいな、と思っただけで一つ買って持っていました。
そんなフルール・ド・リスモチーフのリングをご紹介いたします。
本来の意匠では真ん中の先端が尖っていて鋭いのですが、こちらはてっぺんに真珠の花を載せていますので、少し頭でっかちなとても優しい感じです。
茎、葉には古いカットのダイヤモンドがそれぞれ自由な形で輝いています。
真珠を載せている金の台座を裏側から見てみると、ぷっくりと盛り上がっている花びらのようです。
真ん中辺に見えるルーペで見ても良く分からない位小さな刻印か模様かが、十字架みたいに映ります。
後姿はちょっと首を傾げていて可愛らしくチャーミングです。
シャンクが細くてシンプルなのでピンキーリングにしても良さそうですね。
気軽にいつでも付き合って貰えそうなリングです。
クリスマスにこれをプレゼントされたらちょっと素敵です。
R-109
G.Sv. パール ダイヤモンドリング
イギリス 19世紀後期
¥260.000+税
アンティーク ジュエリー GoodWill
青山店 TEL:03-3400-4117
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