忘れな草カメオリング
背景は黒に近いグレー、浮き上がった忘れな草部分は白色に色分けされています。
その周りには半球状にカットされたターコイズが取り巻いています。
忘れな草の花びらの色を表しているのでしょう。
その一つ一つの形、大きさ、色が皆微妙に違う所が妙で、職人の手仕事で削られたのであろうという事と、長年愛用されていた事が伝わって来ます。
イギリスの19世紀中頃、ヴィクトリア女王が夫君のアルバート公とラブラブだった頃、恐らくその影響も有ってのことと思われますが、センチメンタルジュエリーが流行りました。
ジュエリーのモチーフに気持を表し、メッセージとしても使えました。
リングやブローチ等をプレゼントする事によって、自分の気持ちを相手に伝えたのです。そして身に着ける人はそれを見て、プレゼンターの事を想っていたのでしょう。
忘れな草の花言葉は「私を忘れないで、真実の愛」で、このリングもそのお仲間の一つです。
両サイドのシャンクは立体的にお花が寄り添って、全体の表情も優しくまとまっています。
見る向きや角度を変える度に表情が変わって見えます。
裏側もきれいに仕上げられています。
最近ではロンドンマーケットでもこんなに細工が細かくて美しいリングには、滅多にお目にかかれなくなって来ました。
No 10661
Gold
メノウカメオ ターコイズリング
イギリス 19世紀中期
¥420.000
アンティーク ジュエリー GoodWill
青山店 TEL:03-3400-4117
Web → http://goodwill-antiques.jp/
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